10代の頃から気になっていた症状(2)
再入院とカテーテルアブレーション
退院後、一ヶ月ほどで再入院
カテーテルアブレーションというOPをする日も決まりました。
しかし・・・またもや!?です。入院とともにどこかで安心しているのか、自分ではそんな自覚はまったくありませんが、とっても元気になってしまったようです。
症状なんて出やしない。なのにまた車椅子でホルター心電図つけて行動範囲も制限された病院生活。だけど食事が管理されているので、前回の入院と同様にダイエットになっています。
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というのもこの年の春からある理由で「禁煙」を行っており、この時ちょうど5ヶ月目を迎えてました。なんとか禁煙が継続できてはいるものの、その裏では体重が増える増える。禁煙後、1ヶ月で3キロほど増えました。なんせご飯が美味しくて美味しくて、おまけにアンコがこれまた最高に美味しくて美味しくて^^
ダイエットを始めてた頃でしたので、毎朝体重計に乗るのを楽しみにしてました。
こんな感じで楽しんでいるせいか、症状は出るはずもなく、担当医も困った様子で、OPの前日には外出するように指示が出ました。おそらくいろんなストレスを受けることで、症状の出現を期待されたのだと思います。
だけどこの外出の指示が嬉しくて嬉しくて急いで家に帰り、準備を整えてある場所へ速攻で向かいました。向かった場所は市民プール。だって、ホルター心電図も外してくれたんですもん。夏休み期間中は子供が多くて行けなかったので、その鬱憤を晴らすかのように泳ぎまくりました。2回めの入院は9月上旬でした。
そう、とっても健康体なんです。適度に運動し汗もかき喉も潤して、しっかりリフレッシュして病院へ戻りました。当然、症状が出るはずもありません。
OP当日の朝
若い看護師がきてバイタルチェック。
その後、下の毛を剃るからとうんたらかんたら言って退室。若い看護師は当然女性。
そこ何分かで、シェーバーやらT字のカミソリやらを持って入室してきたので、
「自分でします(大汗)」
と道具を取り上げ、ベッドの上で頑張って剃りました。
誰にも見られたくない姿です><
数分後、その看護師が入室し
「準備できましたか?」
「はい」
「見せてください」
やだなぁ・・
「やり直しますね」
「えっ!(汗)」
いい歳して情けない><
・・・・・・・・・・・・
OP室へ移動。入室するとたくさんのモニターが並んでました。気がつくと私の周囲はスタッフに取り囲まれ、これまたF1のピット作業のようにあっという間にいろんな器具を取り付けられました。
余談ながら、OP室へ入室し退出するまでナビゲーションしてくれる女性が一人いました。マスクされてて目しか見えませんでしたが「美人」でした^^
カテーテルアブレーション
不整脈の代表的な治療方法。カテーテルで不整脈を起こす原因となっている異常な電気興奮の発生場所を焼き切る治療方法。私の場合、4時間ほどかかりました。体に負担がかからないよう、局部麻酔で行われました。多分(-_-;)
カテーテルは鼠蹊部(太モモの付け根)から血管を通して心臓に挿入され、カテーテルから高周波電流を流して焼灼します。少し顔をあげて太モモあたりを見たら3本?入っていたような気がします。
造影剤
経験のある方はご存知でしょうが、みるみる体が熱くなりゴジラのように口から火炎放射できるのではと思うくらいでした。
「少し熱くなりますよ〜」って
ちゃんと言ってくれなきゃ「なにこれ??ちょっと??えっ??なんか間違ってんじゃないの??」って思うくらい体が熱くなりました。その気になれば、口から火炎放射できたかもです(笑)
OP開始
症状が出ないので何かしら薬を使われたようでした。
焼灼前に
「少し熱くなりますよ〜」って
「おおおお、めっちゃ熱いやんか」
「っっ・・・」「あ、あつ・・・」
焼灼はけっこうキツかったです。
こんなことが幾度も繰り返され、最後は血圧を薬であげられたような、心臓の鼓動がどんどん早くなる。胸が破けるような感じで、正直
「俺の体に何やってんだよ!!」
って思いました。薬って怖いです。つくづくそう思いました。
OPも無事に終了し、太モモの付け根から挿入されてたカテーテルも抜き取られてホッとするのもつかの間、止血が痛いのなんのって(涙)(涙)(涙) 止血は数時間続いたのと麻酔も徐々に効果がなくなっていったのでこれが一番辛かったです。例の若い看護師に取ってもらった時にやっと開放感を味わいました。
この若い女性は保健師だったのかな、良い方でした。
数日後、無事に退院
退院後は、心室頻拍の症状は出現せず、その後の検査でも異常なしでした。
今となっては、胸に「ハッ」とするような、「ドキッ」とするような、「フワッ」するような感覚がなくなってしまい、なんだか物足りないような、静かすぎて淋しいような感じがします。今では、心室頻拍の症状は嫌ですが、「ハッ」とするような、「ドキッ」とするような、「フワッ」するような感覚とはずいぶん長いこと付き合っていたので、いつも一緒にいた何かが去って行ったような淋しい感じがします。
まとめ
私の不整脈とは(心室性期外収縮)
心臓は筋肉だけでできている臓器で、全身に血液を送り出すポンプの役割を担っています。心臓の上の方にある洞結節というところから弱い電流が流れて、心臓が動く仕組みになっています。心室性期外収縮は洞結節とは別に心室の一部から電流が流れ、新たに心臓の収縮が起こり、私の場合は胸に「ハッ」とするような、「ドキッ」とするような、「フワッ」するような感覚を生じてました。
小学生の頃、何度か運動負荷検査を受けた記憶があります。当時、階段昇降をなんども繰り返したあと、心電図をとってました。私は運動をすることにより消失していたため治療の必要はなしとされていました。今回治療するにあたって運動負荷検査(トレッドミル負荷検査)を2回受けました。
トレッドミル負荷検査
屋内でジョギングやウォーキングをするための健康器具を使います。私の場合、上半身は裸で心電図の電極と、左腕には血圧計を取り付けました。そして裸足になります。最初は、緩やかな角度と緩やかなスピードで歩き始めます。3分おきにベルコンベアの角度が大きくなりスピードも上がります。角度と速度は4段階あり最後はもう汗だくだくでした。正直かなりキツイです。運動終了後、回復状態の観察も行われました。
心室頻拍
前述の心室性期外収縮が3つ以上連続して現れた場合を心室頻拍というそうです。30秒以内に自然停止する場合を非持続性心室頻拍といい、30秒以上持続する場合を持続性心室頻拍と分類されてます。私は、どっちのタイプだったか忘れてしまいました。というより、「心室頻拍」にばかり関心が生き、その前に書かれていた文字に「非」がつていたかどうかは見てませんでした。
私の場合、心室頻拍を引き出したのは「記憶を失うほどの飲酒」だったのではないかと勝手に思っています。症状が出ているときは、胸と背中(肩甲骨あたり)にジーンを電気が走るような痺れた感じはとても不快でした。呼吸も「うぅ・・」と唸るような感じで「息を吐く」ことができなったように記憶しています。車の運転中にこの症状がでると本当に困りました。
通常、不整脈は気にしなくて良いと言われてますが、私のように小学生の頃は良性でもその後違うものに変わる場合もあります。不整脈がある方は、年に1回の健康診断などでちゃんと確認をされた方が良いかと思います。専門医に相談すれば、入院せずにホルター心電図で24時間の検査が受けることもできます。
10代の頃から気になってた症状は?
退院後の約2年後、本格的に山に登り始めました。
登山口から第1休憩地点にたどり着き休憩すると、急に気分が悪くなります。10代の頃、自転車から降りたとたんに膝が崩れるように倒れこむような感覚です。
自転車には相変わらず乗っています。ママチャリからクロスバイクに変わりましたが。
スピードをあげると時々吐き気をもよおします。
肉は相変わらず苦手ですが、鳥と豚の脂身が少ないところを中心に食べる努力をしています。
禁煙は継続中。嘔吐、下痢はなぜかずいぶん減ってます。関係があるのかどうかはわかりませんが、禁煙を始めた頃から下痢が減ってます。不思議です。